大手前大学

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【建築&芸術学部】「古代の紫染色再現実験」と「ワクワク子ども大学 染色教室」を開催しました。

お知らせ
建築&芸術学部 染色工芸専攻の今福章代先生が、8月26日土曜日ワークショップ「ワクワク子ども大学 染色教室」を開催しました。
参加希望の方は、予約制になっていたのですが、申込期限を待たずに募集開始から3日ほどで満席になり大変好評でした。

今福先生から、「染色再現実験」と「ワクワク子ども大学 染色教室」のコメントをいただいております。

=今福先生からのコメントです=
京丹後市社会連携事業 丹後ちりめん活性化プロジェクトとして、古代の紫染色再現実験とワクワク子ども大学染色教室を開催しました。
古代の紫再現実験は2か年計画で、今年は旧丹波小学校のグランドで今福ゼミの4年生と卒業生が中心となり、地元のボランティア団体のご協力で採集した椿500kgを二日間かけて灰にしました。その灰で、古代ではアルミ媒染をします。
8月26日土曜日わくわく子ども大学では、参加者52名の前で、学生たちが中心となり、再現実験の椿の灰によるアルミ媒染を実施しました。そのあと、参加した34名の子どもたちが植物染料を使って、丹後ちりめんの絞り染めを体験しました。とても美しく染まり、子どもたちはとても楽しんでいました。3,4年生のゼミの学生たちが実験の説明、絞り染めの説明、そして、子どもたちへ染色の指導を行い、学生たちにとっても大変有意義な学びの場となりました。
平安時代の文献延喜式には、丹後国から絹織物貢納の記述があります。このことより、丹後の絹織物はとても古い歴史がある重要な産業であることがわかります。古代の最も高貴な色「紫」も丹後の生地を使って染められたかもしれません。大手前大学の染色工芸ゼミでは、2017年から始めた丹後ちりめん活性化プロジェクトの一環として、京丹後の子どもたちや皆さんに、丹後絹の歴史的な重要性や素晴らしさを伝えることを目的に、2か年計画で今回のイベントを企画しました。来年度は古代の紫色を子どもたちと一緒に再現します。

また、来る10月21日(土)に大手前大学 史学研究所主催で「ムラサキ染再現実験の成果報告会」が大手前大学 さくら夙川キャンパスで講演会を開催される予定です。
詳細につきましては、大手前大学 史学研究所へお問い合わせください。

(配信元:建築&芸術学部)

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