健康栄養学部2年生の栄養教育論実習Ⅰの授業についてご紹介します。

今回の授業では、健康診断で減量と減塩をすすめられている単身世帯の男性を対象に、外食・中食の選び方や主食・主菜・副菜の組み合わせ方をアドバイスする実習を行いました。指導媒体に「料理カード」を使用しました。

料理カードとは、表面に実物大の料理の写真、裏面にエネルギー、塩分、野菜重量などの情報が記載されたものです。カードの大きさが実物大であるため、食事量をイメージしやすく、裏面からエネルギーや塩分、野菜の量を簡単に調べることができます。

学生は、「日本人の食事摂取基準」から栄養素量や食塩相当量の基準値を調べ、1日の食事の適切な量や選び方のアドバイスを考えました。外食や中食は塩分や脂質が高いものが多く、対象者に適した食事を選択するのに苦戦していました。

この実習を通じて、外食や中食が健康に与える影響を考慮しながら、栄養バランスのとれた食事の提案が行えるように、実践的な栄養教育のスキルを磨きました。

（配信元：食品栄養研究室）