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【史学研究所】公開講演会「古代の高貴な色を求めて」を開催しました
イベント飛鳥時代に聖徳太子が定めた冠位十二階で最も高貴な色とされた「ムラサキ」。平安時代に成立した法典『延喜式』には、染色や薬用に利用される「紫草」の根を使った紫根染について様々な種類が紹介されています。
かつては各地で自生しながら絶滅危惧種となった紫草、その材料は日本固有の自生種に近いものを東近江市の生産者より提供を受け、謎に包まれていた染色方法についても、染色工芸を専門とする今福章代建築&芸術学部教授と考古学を専門とする史学研究所長・森下章司教授らの共同研究により再現、当日はその研究成果発表会として、学生による実演も行われました。
史学研究所の講演会としても、異なるジャンルとの共同研究報告会は初の試みであったが、新聞などで開催を知り初めてご参加いただいた方や卒業生など、134名の方に参加いただき盛況のうちに閉会しました。
(配信元:史学研究所)