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【国際看護学部】フィリピン総合病院での国際看護学実習Ⅲを行いました

ニュース
2024年1月15日~19日の5日間、国際看護学部3年生9名が、組織間協定を結んでいるフィリピンの国立病院 Philippine General Hospitalで国際看護学実習Ⅲを行いました。
フィリピンの中で最も規模の大きい病院で、年間約60万人、外来は毎日2000人前後を診察する施設です。
初日は、毎週月曜日に行われる病院全体の朝礼式に参加した後、病院全体のオリエンテーションを受けました。そして、貧困層を対象とした無料診療科を見学し、一般の方が利用する有料診療科との違いを学びました。
2日目以降は、院内の産婦人科、小児科、外科、癌病棟、OP室の5カ所で見学実習を行ったり、無料診療科の外来部門で実習を行ったりしました。大勢の患者を対応する医療システムや看護師の役割に触れ、文化に沿った医療や看護があることを学びました。
最終日には、各病棟の臨床指導者に向けて、実習での学びを英語でプレゼンテーションしました。それぞれの国の事情を理解した上で、お互いを尊重することが大切だと報告していました。

学生は実習に参加するにあたり、事前に危機管理や異文化理解に関するガイダンスを受け、実習に関する事前学習も行い、しっかりと渡航準備をし、無事に5日間の実習を終えることができました。

実習参加者からの感想をご紹介します。

・実習に参加することで、PGHの現状とその対処法、看護の役割や仕事について学びました。普段は入ることができない時間帯で実習をさせていただき、新たな発見や日本の病院とPGH病院の違い、コミュニケーションの大切さを学びました。日常生活で必要になることなので、多くの患者さんに説明することが重要だと感じました。
(国際看護学部3年生 柳さん、田中さん、徳田さん)

・私達が今回の実習で学んだことは、フィリピンでは家族の存在がとても大きいことである。家族が患者と過ごすことで、看護師の数が少ない中でも早期対応ができる。その人の住む環境や生活の仕方などの背景を掛け合わせ、考慮する必要性があるのだと知れた。医療提供の環境やお金よりも、人の命の大切さを改めて感じ、診断をする上で、その人にとってなにを優先するのか、看護の順位付けをしていくことも重要であるのだと学ぶことができた。
(国際看護学部3年生 風間さん、塩見さん、新庄さん)

・1週間のPGHでの実習において、日本では学ぶことができないチャリティー病院について深く学ぶことができた。その国の文化や背景を考えることでより良い看護に繋がるということを理解し、また実際に外国語を使用した患者とのコミュニケーションを行えたことも素晴らしい経験となった。そしてPGHの看護師の方々から強い「Nursing policies」を感じ、今後のGlobal nurseとしての信念に繋げていきたい。
(国際看護学部3年生 高山さん、田中さん、辻野さん)

(配信元:国際看護学部)

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