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【経営学部】10/15(火)サービス経営 の授業で鳥貴族などを経営する㈱エターナルホスピタリティグループCSO道下さまに講義いただきました
2024.10.20
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経営学部 當眞瑞代助教による「サービス経営」の講義では、外食産業やホテル経営に携わっておられる実業界の方々をゲストスピーカーとしてお招きし、具体的な事例と携わった方々の生の声を聴くことによって理解を深めています。第1回は、鳥貴族などの居酒屋チェーンを経営する株式会社エターナルホスピタリティグループ取締役CSO道下聡さまにグループの今までと今後の展開についてお話しいただきました。
グループの中核を担う鳥貴族は約40年前、現大倉社長が東大阪に1号店を出店。以降、いわゆる「おじさん」のイメージの焼き鳥屋を、きれいな内装・全品均一価格の導入などにより、女性・若者が通いやすくするなど様々な工夫を凝らし、今では同じくグループの中核を担う「やきとり大吉」を含め1,000店舗を超える規模にまで成長しました。3年で70%、5年で80%が廃業するといわれている飲食業の中で同グループが40年間業容を拡大し続けられたのは、その成長の源泉となる理念「焼き鳥屋で世の中を明るくしていく」が大倉社長はじめ従業員の皆さまに浸透しているからです。
グループの成長の過程をみると、創業期(1985~1996)成長期(1997~2009)拡大期(2010~2016)再成長期(2017~)に区分できるとのこと。創業期は1号店では苦労したものの焼き鳥を中心としたメニューの絞り込みと鳥貴族の特徴である「全品均一価格」の導入により基盤を創り、成長期は出店エリアの拡大とりわけ(家賃の比較的安い)空中店舗への出店により店舗数を加速、拡大期は全国への出店を加速、再成長期はコロナ禍による赤字の影響はあったものの、従来の出店による規模の拡大からマーケティング・採算管理システムの導入によりコロナ禍による赤字を脱却し、世界への展開を開始、米国・台湾・韓国に出店しました。専門店居酒屋が多くなってきた昨今において、その先駆的存在となっており鳥貴族の黄色の看板はもはやブランドになっています。今後の展開は、「Global YAKITORI Family」をビジョンの掲げ全世界で2030年までに2,000店舗を目標にしているとのことです。
講義後出席した学生から質問があり、「食材・衛生管理での苦労は」に対しては「品質管理部門が日々調査している」、「海外展開にあたっての食材等での苦労は」に対しては「日本に比べて塩味を薄くしなければならない国はあるが、たれ味は同じ」、「鳥インフルエンザによる材料調達の影響は」に対しては「調達地を分散していること、鶏は生育期間が短いこと、加えて国による鳥インフルエンザ対策がしっかり機能しているので、大きな影響はない、との回答でした。
授業の最後に課題として「新たなアイデアの提案」をグループで発表することになりました。本日の講義を踏まえた学生たちの発表が楽しみです。
(配信元:学園広報)





