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ニュース・プレスリリース

ミャンマーからの留学生 Hay Mann Soeさんの活躍について

2024.07.07

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リモートでの日本語講座
リモートでの日本語講座
リモートでの日本語講座
名古屋公立小学校での講演
リモートでの日本語講座
Hay Mann Soeさん

 現代社会学部4年生でミャンマーからの留学生の   Hay Mann Soe(ヘ‐ マン ソー)さんは、2022年から毎年、母国に在住、または来日しているミャンマー人を対象に日本語講座を開催しています。きっかけは、コロナ禍により留学等で来日できない、あるいは来日しても日本語を修得する機会が少ないミャンマー人の皆さんへ日本語に接する機会を作りたい、という熱い思いからでした。
 1回目は2022年春「おうち交流会」と題しリモートでの催しを企画。大手前大生15人にも協力を要請し、   Hay Mann SoeさんのFacebookフォローワーを中心に呼びかけ30名が参加。ミャンマー人2名に大手前大生1名という手厚い体制で運営しました。
 2回目は2023年秋「大人の日本語」と題したビジネス日本語講座を企画。1回目の日本語講座開催によりさらに広がったFacebookフォローワーを中心に300人が参加しました。講師は当時4回生の大手前大生に協力いただき、リモートで3回に分けて実施しました。
 3回目は2024年6月「日本語の動詞の活用」をテーマに、Hay Mann Soeさんが大手前大学通信教育部のステューデントアシスタントをしている縁で親しくなった2名の日本人シニア通信教育部学生と、以前日本で生活していた日本語に精通しているミャンマー人の方と4名で企画。外国人には難しい日本語の動詞の使い方についてカリキュラムを考えました。この講座には76名が参加。また、日本から参加されるミャンマー人の方には当初受講料をいただく予定でしたが、その受講料を能登半島地震災害支援金に寄付していたくことを呼びかけ、多くの受講生に賛同いただきました。
 その他にも、Hay Mann Soeさんの日本人の先輩が名古屋の公立小学校の校長先生と旅先のミャンマーで知り合った縁から、その小学校で「世界平和について」と題しミャンマーの実情や文化を紹介。Hay Mann Soeさんは「平和な日常が当たり前ではないこと」を子どもたちに伝えたいと思っていましたが、参加した小学生からは「平和についてもっと深く考えるようになった」等の感想がよせられ、多くの刺激をもらったとのことです。
 これらの活動をつうじて感じることは、Hay Mann Soeさんの行動力と人を巻き込む力です。どのイベントもいろんな方々の協力を得ながら進めています。大学4年生の    Hay Mann Soeさんは日本の大手総合人材サービス系企業に内定済。日本の少子高齢化をグローバルの視点からビジネスをつうじて解決することが目標とのこと。将来は母国ミャンマーに帰り、社会問題の解決をビジネスとする起業を目指したいとのことです。Hay Mann Soeさんのこれからのさらなる活躍をおおいに期待したいと思います。

(配信元:学園広報)