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【健康栄養学部】李教授と小松講師の論文が「Clinical Infection & Immunity」に掲載されました
2025.02.25
ニュース
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健康栄養学部の李明鎭教授と小松祥子講師による論文が英文雑誌「Clinical Infection & Immunity」に掲載されました。
雑誌名:Clinical Infection & Immunity
論文タイトル:Epidemiological Trends of Syphilis Infections in Japan and South Korea From 2011 to 2019
巻号:Volume 10, Number 1, March 2025, pages 9-17
DOI: https://doi.org/10.14740/cii181
著者:李 明鎭、小松 祥子
【論文の内容】
本研究では、2011年から2019年にかけての日本と韓国における梅毒の流行状況を比較・分析しました。データは、日本の国立感染症研究所および韓国疾病管理庁の統計を基に解析しました。結果、日本では特に20~29歳の女性において感染が急増し、症例数は8倍に増加(2011年827例→2018年7,007例)しました。一方、韓国では主に20~39歳の男性が感染者の大部分を占め、症例数の増加は1.82倍(2011年965例→2019年1,753例)にとどまりました。さらに、日本では先天梅毒の増加も確認され、予防策の見直しが急務であると考えられます。対照的に、韓国は比較的安定した傾向を示しており、より効果的な感染管理が行われている可能性があります。本研究は、各国の状況に応じた公衆衛生対策の重要性を示唆しています。
(配信元:健康栄養学部)