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【国際看護学部】アデレード大学で国際看護学実習Ⅲを行いました

2025.03.27

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2025年3月10日~14日の5日間、国際看護学部3年生15名がオーストラリアのアデレード大学で国際看護学実習Ⅲを行いました。アデレード大学のイングリッシュ・ランゲージ・センター(ELC)と看護学部のプログラムを組み合わせて実施しました。学生はホストファミリー宅に滞在し、オーストラリアの生活や文化を体験する機会を持ちました。
初日は現地の祝日のため、それぞれのホストファミリーに様々なところに連れて行ってもらい、交流を深めることができました。2日目からは、アデレード大学でのプログラムが開始し、オリエンテーションに引き続き、アデレード大学1年生と一 緒に基礎看護学の事例を用いた看護過程の展開に関するグループワークを行いました。3日目の午前中はELCのプログラムを受け、午後は看護学部での講義と実技演習に学生が参加しました。現地学生と交流しながら、日本で学んだ知識や技術を英語で再確認していました。4日目は、模擬患者を活用した呼吸障害のある患者のアセスメントや酸素療法についての演習、アボリジニの人々への看護、医療裁判事例を用いた医療コミュニケーションの授業を現地の学生とともに学びました。最終日の5日目は、このプログラムで学んだ成果を互いに発表し合い、修了証を受け取りました。プログラム終了後は、学生たちは皆笑顔で達成感に溢れ、今後の学びに対する意欲を高めていることが伺えました。また、最終日には、国際的な看護研究機関であるJBI本部へも訪問し、クレッグ博士の話を聞く機会を得ました。学生からは研究に関する質問が多くあり、将来、研究者を目指したいと思った学生もいたようです。
学生は実習に参加するにあたり、事前に危機管理や異文化理解に関するガイダンスを受けるなど、しっかりと渡航準備をし、無事に1週間の実習を終えることができました。

以下に実習参加者からの感想をご紹介します。

・今回の実習では、現地の学生と一緒に授業を受け医療教育や特色の違いを実感することができた。実際の医療現場のような教室があり、より実践的な看護技術の習得が可能であると感じた。また、アボリジニの学びも印象に残っている。医療者としてできる配慮を考え、理解しようとする姿勢こそが初めの一歩であることを学んだ。ホームステイでは伝統的な料理やコミュニケーションを通しオーストラリアの文化に楽しく触れることが出来た。今後は日本の文化を大切にしながら異文化に対する関心・理解を深め、国際的な広い視野を持つ看護師を目指して学習に励んでいこうと思う。
(国際看護学部3年生 笹野さん)
・今回の国際看護学実習ではオーストラリアのアデレード大学に行き、オーストラリアの看護教育制度について学んだ。アデレード大学では、手術室内での一連の看護師の動きをVRゴーグルを用いて説明したり、実際の俳優を患者役に見立てバイタルサインの測定やコミュニケーションを実施し、先生や患者役からフィードバックを受けて何が不足して何が良かったのかを明確にしていた。口頭での説明だけでなくVRゴーグルや器具の活用など具体的に見える化した理解しやすい授業が印象的だった。
(国際看護学部3年生 田坂さん)

(配信元:国際看護学部)