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【経営学部】食のマーケティングの講義に 株式会社きらく 専務取締役 辻野太郎さんを講師としてお迎えしました
2025.05.28
- お知らせ
- 経営学部
経営学部 當眞瑞代助教による「食」に関する講義「食のマーケティング」では、実業界の方々をゲストスピーカーとしてお招きし、具体的な事例と携わった方々の生の声を聴くことによって理解を深めています。ここでは、講義の様子をお伝えいたします。
■5/16(金)食のマーケティング スピーカー:株式会社きらく 専務取締役 辻野太郎さん
今回のテーマは「100年企業を目指す事業戦略」。株式会社きらくは、今年で創業53年、関西フード関連企業として優良企業と評され、関西圏を基盤にうどんなどの飲食業ととんかつなどの物販事業を行っており、持続可能な100年企業を目指している企業です。今回の講義では、これまでの取り組み、コロナ禍での飲食業の苦境、食のビジネスの外部環境で重要な国内の人口減少、海外市場への期待や食品ロス問題などをふまえ、多角的に食ビジネスについて説明くださいました。特に、コロナ禍で直面した飲食業の大きな課題に対する新たな取り組みの冷凍食品事業について、新規事業のため、困難だった立ち上がりを徹底的なマーケティング分析に基づいて見直し、軌道に乗せた具体的な施策を学生にわかりやすく丁寧に講義いただきました。また、たとえ、大きな課題があっても「失敗しても終わりじゃない。なぜ失敗したのかを見つめて、アジャストして、違う方法にすっきり切り替えるのが新規事業経営者として大事」、「新規事業は、視野狭窄には陥らないように、客観性を持ちながら自分の商品を見ていくことが大事」、そして、何よりも「素直であるということ、人の意見をちゃんと聞くことで、助けてくれる人が現れる」など、事業への取り組み姿勢についても熱くお話しいただきました。講義終了後,一部の学生は,名刺交換を行うなど積極的な姿勢が見られ、学生からは「辻野さんの「謙虚に前提を疑い、仮説を立てる」という姿勢から、事業成長には柔軟な思考と顧客視点が不可欠だと学んだ。今後のキャリアにおいても、市場の変化を超俯瞰し、体験価値を追求するビジネスを考えていきたい」などの感想が寄せられました。
発信元:経営学部


