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【国際交流センター】台湾と日本の助産師が大阪キャンパスで教育と実践の絆を深めました

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3月28日に台湾から助産師8名(National Taipei Universityの教授、The National Union of Midwives Association, Taiwanメンバー)が本学大阪大手前キャンパスに来校されました。
台湾では1991年からの10年間助産師教育が廃止されていたこともあり、社会も医師も助産師の存在を知らないという現状があります。助産師教育は再開されましたが、助産院開業者もわずかで、病院でのニーズがないという現状です。
28日の研修では、国際看護学部の冨松教授による日本の周産期医療の現状についての講義が行われました。また、国際看護学研究科長の鈴井教授による日本の助産師の歴史と現状についての講義も行われ、熱心な質疑応答等も含め双方が学びあう良い機会となりました。
続いて、National Taipei Universityの准教授より台湾の助産師教育について、さらにThe National Union of Midwives Association, Taiwanの元会長より、台湾における母子保健の現状と助産実践について、どちらも助産師のパッションが感じられる講義が行われました。
それぞれの国での助産の実態だけでなく社会文化についての情報交換も行われ、本学大学院生たちも台湾の助産師たちとの話に興味津々で交流を楽しんでいました。
また、国際看護学部新1年生のキックオフプログラム初日でもあったことから、台湾助産師たちから「看護師になることを選択したことへの歓迎と祝福」の力強いメッセージがあり、新1年生も英語で自己紹介をするなど、サプライズの機会もありました。
台湾助産師の皆さんからリクエストを受け、病院や診療所、助産所の見学、地域助産師との交流を調整し、翌日も精力的に活動をしました。
今回の本学への訪問は、顔の見える国際交流の機会として、また専門職としての哲学や実践を共有する意味でも実り多い機会となったことと思います。

4月3日に発生しました台湾東部沖地震に対し、心からお見舞い申し上げますとともに一日も早いご復興をお祈りいたします。

(配信元:大阪キャンパス国際交流センター)

冨松先生講義 1
鈴井先生講義 1
ランチ休憩 1
大学院生よりメッセージ 1
集合写真① 1
集合写真② 1
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