MV

ニュース・プレスリリース

【国際看護研究所】JBICミーティング参加-未来を見据えて国際看護学部の教員が世界とつながる-

2024.09.11

ニュース
  • 国際看護学部
  • 国際看護学部国際看護研究所

9月6日~9日、チェコ共和国のプラハで、第72回JBIC(Joanna Briggs Institute Collaboration)ミーティングが開催されました。イベントには80以上のJBI支部のディレクター約200名が参加しており、本学国際看護学部から西村先生、和田先生、廣澤先生が出席しました。

1日目は今年の会議のテーマである”Red thread”を軸に、段階を踏んでディスカッションが進みました。セッション1では、個人としてJBIのどの活動に情熱を傾けているのか、自分の強みについて話し合いました。セッション2では、JBIの活動を通して組織が獲得できる価値について、セッション3では各JBI支部がJBIのビジョンを体現していくために、その活動を的確に評価していく方法について議論が行われました

和田先生のグループは、ポーランド、イタリア、北アフリカ、タイ、アメリカからの参加者でした。言語と文化がエビデンスを普及させていくための障壁になっていることがどの国からも課題としてあがり、どの国も同じバリアを抱えていることがわかりました。この話し合いを通して、研究成果の臨床への活用を促進する立場にいることを強みとして、臨床とのつながりを強化していく役割を果たしていくべきだと再認識する機会となりました。

廣澤先生のグループは、オーストラリア、アメリカ、インド、ルーマニアからの参加者でした。一つのテーブルに、多国籍の参加者が集うことで、興味深いディスカッションが展開されました。例えば、システマティックレビューを書く際の言語のバリアをどの国の参加者も感じていたことや、がんの化学療法中の患者さんへの代替療法のエビデンスの国際比較をしてはどうかという提案を話し合うことができました。

注釈:JBIは、健康と医療サービスの提供を改善するために、証拠に基づく意思決定を促進およびサポートする世界的な組織です。

 

(配信元:国際看護研究所)