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【国際看護学部】ベトナム・ダナン大学で国際看護学実習Ⅲを実施

2025.12.05

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11月24日~28日までの5日間、国際看護学部3年生10名がベトナム・ダナン大学にて「国際看護学実習Ⅲ」を実施しました。多様性への理解を深め、それぞれの文化に沿った看護を考察することを目的としています。

実習初日は各自、英語による自己紹介に続き、6月に本学に来学した学生によるキャンパスツアーに参加しました。その後、医学部生の解剖学実習に参加し、顕微鏡使って細胞の動きを観察しました。また、現地学生と共に非感染性疾患の講義を受け、日本とベトナムの疾患や死亡原因の相違に関するグループワークと発表を行いました。

2日目は、ダナン大学病院を訪問し、現地学生の実習に参加して看護技術を見学しました。本学学生も血圧測定を行い、言葉が異なる人へケアを提供する際の難しさを知る機会となりました。

3日目は、公立幼稚園で幼児メンタルヘルス教育の実習を行いました。現地の学生と共に、子どもたちに歌とダンスを通して感情表現を伝える授業をし、子どもたちとの交流も深まりました。また、ダナン大学学生部主催の国際文化交流会にも参加し、学生による「ハローベトナム」の歌や踊りを鑑賞し、より一層ベトナムの文化や人々の価値観を学ぶことができました。

4日目はダナン大学内で演習を行い、5日目最終日は、ダナン大学の医歯薬学部長らに向け、実習で得た学びを英語でプレゼンテーションしました。
学生は実習に参加するにあたり、事前に危機管理や異文化理解に関するガイダンスを受けるなど、しっかりと渡航準備をし、無事に1週間の実習を終えることができました。

実習参加者からの感想を一部ご紹介します。
・ベトナムでの実習を通して、医療体制や文化の違いを実際に体験し、多くの学びを得ることができました。病院や学校を見学する中で、限られた資源の中でも工夫しながら質の高いケアを提供している姿が印象的でした。また、現地の方々の温かさや学生同士の交流を通して、自分の価値観も広がりました。人の価値観や文化を大切にしながら看護をしていきたいと思います。(3年生 原田さん)

・国際看護学実習を通して、国ごとに文化や価値観、看護の進め方に違いがあることを学ぶことができた。実際に病院に行き、ベトナムと日本の違いを実感するとともに、その背景にある歴史や社会構造が看護に影響していることも理解することができた。患者さんに関わる際は、医療行為だけでなく、その人の文化や価値観を理解し、尊重する姿勢を大切にしていきたい。(3年生 馬さん)

・ベトナム実習では、患者さんと家族を大切にする温かい医療文化に触れ、支援のあり方について深く考えることができた。また、現地の歴史、文化を知ることは、価値観の違いを否定するのではなく互いに認め合う姿勢につながると学んだ。日本との違いを知ったことで、自分の看護観が広がり、多様な価値観を尊重する姿勢の大切さを学んだ。今回得た学びを今後の実習や臨床で生かし、多様な文化や価値観を尊重する看護を実践していきたい。(3年生 木下さん)

(配信元:国際看護学部)