【健康栄養学部】実習授業「臨床栄養学実習Ⅱ」～病院管理栄養士の仕事～

健康栄養学部3年生の「臨床栄養学実習Ⅱ」では、医療現場で病気の方々に適切な栄養管理を行うための知識と技術を、実践的に学んでいます。春学期に学んだ「臨床栄養学実習Ⅰ」の内容を基礎に、各種疾患に応じた病態別の栄養ケアプランを立案し、それに基づいた献立作成や調理実習を行っています。

9月から始まった今学期の授業では、エネルギーコントロール食、たんぱく質コントロール食、脂質コントロール食をはじめとして各疾患に応じた食事、栄養管理について学んできました。そしていよいよ1年の総まとめとして8つの模擬症例に対し、グループごとに栄養ケア計画立案から献立の作成を行い、プレゼンテーションの試験、調理の試験を行いました。12月ということもあり、「クリスマス料理」の行事食作成を共通テーマとして取り組んでもらいました。

各班、連日放課後などに集まってケア計画を考えたり、どんな料理にしようか試行錯誤し工夫を凝らした、見た目にも華やかな料理を完成させてくれました。試食はパーティー風のバイキング形式で行い、他の班の料理を食べ比べたり、感想を言い合ったり、写真を撮ったりと、にぎやかで楽しい時間となりました。グループワークということもあり、ここに至るまでの準備は大変だったようですが、学生たちは「楽しかった！」「頑張ってよかった！」と、達成感に満ちた笑顔を見せてくれました。

年が明ければ、いよいよ4年生。国家試験に向けて本格的な受験モードに突入します。授業と並行しての勉強は大変かもしれませんが、これまでの努力を力に変えて、合格をめざして頑張ってほしいと思います。

（配信元：調理研究室）