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川西市「食品廃棄ゼロエリア創出モデル事業等」取り組みの視察について

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能勢電鉄絹延橋駅プラットフォーム脇の畑
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キセラ川西プラザ公園内の花壇
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ヤンマーeスター社の大型コンポスター
大手前大学経営学部坂倉准教授は、エイチ・ツー・オーリテイリング㈱(H2O、本社・大阪市北区、荒木直也社長)をはじめとする複数のパートナーと連携し、「地域とともに実現する食品廃棄ゼロエリアプロジェクト 2023」で地域の食品ロス削減に取り組んでいます。本プロジェクトは環境省の「令和5年度食品廃棄ゼロエリア創出モデル事業等」に採択され、兵庫県川西市の次世代型複合都市を目指して整備されたキセラ川西を中心とする地域で進められているものです。
このたび、1月11日に事業委託者である環境省環境再生・資源循環局および事務局の三菱UFJリサーチ&コンサルティングのメンバーをお迎えし、現地視察会が行われました。
まず最初に訪れたのは、能勢電鉄㈱様のご協力を得て、絹延橋駅プラットフォーム脇に作られた市民の畑。ここに使われた堆肥は、川西市で実施されている「フードロスゼロチャレンジデイズ」に参加した各家庭からの生ごみを活用したものです。またその堆肥はキセラ川西プラザの公園にある花壇にも活かされました。我々はその花壇を視察、キセラ川西プラザ館長にお話を伺って、阪急オアシスキセラ川西店に移動しました。バックヤードでは店舗から排出された生ごみを堆肥化するヤンマーeスター社の大型コンポスターの解説で理解を深め、その後、それぞれの事業を担ってくださっている㈱地球Labo様、ヤンマーeスター㈱様とともにテーブルを囲んで意見交換会が実施されました。
エイチ・ツー・オーリテイリング㈱グループからは、「地域とともに実現する食品廃棄ゼロエリアプロジェクト 2023」が、地域のより広い資源循環を目指す社会実験プロジェクト「Tsugu.」に位置づけられることが説明され、本学の坂倉准教授は「他地域への展開の基礎情報を整理するためにも比較可能な地域事例を増やすことが重要」である旨コメントしました。
今回の視察では、畑で栽培された大根をその場で味わっていただくなど、堆肥化の取組みから、そこでできた土を地域でどのように活用しているのかという資源循環の実際をリアルに感じ取っていただくことができました。本学も引き続き本プロジェクトに寄り添い、地域の発展に貢献して参ります。 


(配信元:学園広報)

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