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ニュース・プレスリリース

管理栄養士をめざす学生たちの実習授業:「臨床栄養学実習」~軟菜食の調理実習~

2025.06.11

お知らせ
  • 健康栄養学部

 健康栄養学部3年生の臨床栄養学実習Ⅰでは、医療の現場において、病気の人たちに適切な栄養管理を行うための知識や技術を実践的に学んでいます。今回は第7回目、形態別治療食(軟菜食)の調理、試食風景を紹介します。

 この授業では、常食(ベースとなる一般的な食事)、全粥食(全粥と軟らかめの主菜、副菜を含む食事)、五分粥食(全粥よりさらにやわらかく噛む力が弱くなった人、消化機能が弱くなっている人などに適した食事)の3種類を調理しました。

 今回は1、2年で学んだ調理技術を応用し栄養価計算された材料名、重量の情報から各食形態に適した調理法を自分たちで考えるという学生たちにとって初めての課題です。臨床調理では、塩分濃度、温度、時間の管理、盛り付けまでを総合的に考えながら調理を進めることが求められます。グループで調理工程表を詳細に作り相談を重ねてきた、自宅で試作をしてみたなど、積極的な姿勢で楽しく取り組んでくれました。

 当日は授業開始時刻よりかなり早く登校した学生も多く、どのグループも素晴らしい料理が完成し、学修到達目標をクリアすることができました。
試食時間には、完成品を交換して調理法、味付け、材料の切り方、食感の違いなどを食べ比べ、班ごとに感想を出し合っていました。

春学期の実習も残すところ数回となり、この後は栄養カウンセリング(模擬栄養指導)の授業が予定されています。秋学期の臨床栄養学実習Ⅱに向けて、さらに学習意欲を高めてくれることを期待しています。

【配信先】:調理研究室