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ニュース・プレスリリース

【健康栄養学部】1型糖尿病教育キャンプに参加

2025.08.09

地域・社会
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健康栄養学部の小松准教授と卒業研究生(4年生)が、調査研究を兼ねて3泊4日(7月24~27日)の1型糖尿病教育キャンプに参加しました。

1型糖尿病は自己免疫疾患の一つで、血糖値を下げるホルモンであるインスリンを産生する膵ランゲルハンス島β細胞が破壊される疾患です。血糖値を適正範囲に調整するためにインスリン療法と食事療法が欠かせません。

このキャンプでは、1型糖尿病と共に生きる小児、兄弟姉妹を参加対象者(約50名)とし、学生ボランティア、医師、看護師、管理栄養士、OGOB、保護者、メーカーの方々がスタッフ(約100名)として協働し、勉強会やお楽しみ企画など様々な企画運営に携わっています。本学園の卒業生も有志の運営スタッフとして毎年参加しています。

管理栄養士は食堂や野外炊事場での食事の準備と運営、低血糖時の補食の準備、脱水・熱中症対策を担当し、また、食事時のインスリン投与量の決定に用いるカーボカウント法のために料理・食品の糖質量のチェックを行います。野外炊事場で開催したBBQビュッフェでは、食育を兼ねて料理を三色食品群を基に分類したメニューカードを配布しました。最終日には、4日間の食事を通してバランスよく食べた参加者を表彰しました。

1型糖尿病の教育キャンプは全国各地で開催され、医療系学部を中心に大学生がボランティアスタッフとして参加しています。

小児糖尿病サマーキャンプについて https://www.jpeds.or.jp/modules/news2/index.php?content_id=1148
また、教育キャンプの意義を患者の成長を通して描いた漫画「げんきの森日記」がWEB上で公開されており、本キャンプはこの漫画のモデルになっています。そして現在、この漫画を映画化するプロジェクトが進んでいます。
ウェブ漫画「げんきの森日記」 https://www.medtronic-dm.jp/study/library/comic/01/

(配信元:健康栄養学部)

※掲載写真は2024年度の活動の様子です。