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【8/17】「高校生のための心理学講座」を開催
2025.08.23
- お知らせ
- 現代社会学部
「心理学」とは、「こころ」の中で考えていることがわかってしまうちょっと怖いもの、あるいは神秘的で怪しげなもの、というイメージがあります。公益社団法人 日本心理学会では、そのような「心理学」への誤解を解き、「心理学は実証に基づく科学的な学問」ということを、特に心理学に興味のある高校生やその保護者、高校の先生方に理解してもらうことを目的に、専門家がわかりやすく伝える活動を2012年より毎年実施しています。当年度はこの講座を大手前大学で実施し、本学含む近隣の大学の5名の先生方に講義していただきました。
まず、大手前大学現代社会学部の竹澤智美准教授が、「感性と心理学」というタイトルで、「感性」をこころを測る・可視化するという情報学の観点を織り込みながら説明されました。次に、甲子園大学心理学部の薮田拓哉助教が、「アニメ心理学」というタイトルで、アニメに触れた人のこころの世界について「癒し」という視点で説明されました。次に、大手前大学現代社会学部の中島由佳教授が、「ひとと動物の絆の心理学」というタイトルで、人が動物と一緒に過ごすことは私たちに何をもたらすのか、ということについて、学校での動物飼育の必要性なども交えながら説明されました。次に、関西学院大学工学部の都賀美有紀助教が、「実験心理学」というタイトルで、視覚の錯覚などを例に挙げ、人が直感的に感じることと客観的事実とは異なる場合があることなど、実験を通したこころの仕組みについて説明されました。最後に大手前大学現代社会学部の酒井健准教授が「深層心理」というタイトルで、フロイトの学説などを紹介し、自分で自覚できていない心の部分(無意識)がその人の行動や認知に大きな影響を与えている、ということを説明されました。
参加した高校生からは「心理学は人の心を読むものだと思っていたが、科学的で、商品の開発、アニメなど、人の心以外の分野とも関わっていることが分かった。」「人の心を分析するためには、いろいろな切り口があることがわかった。」などの感想が寄せられました。
(配信元:学園広報)




