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【健康栄養学部】1型糖尿病患者会主催のデザート作りイベントに参加
2025.11.05
地域・社会
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健康栄養学部の小松祥子准教授と3年生の有志5名が、10月26日に開催された1型糖尿病患者会主催のデザート作りイベントに参加しました。
メニューは「チョコバナナカスタードクリームのクレープ」で、生地やカスタードクリームから手作りしました。小松准教授がデモンストレーションを行った後、参加者は班ごとに協力してクレープ作りを楽しみました。
学生たちは、食材や器具の準備・片付けを担当したほか、デモンストレーションや参加者の作業をサポートしながら、1型糖尿病とともに生きる小児やそのご家族と交流しました。
1型糖尿病は、血糖値を下げるホルモンであるインスリンを分泌する膵β細胞が破壊される自己免疫疾患です。この疾患については、ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった大阪大学名誉教授の坂口志文先生が記者会見で説明されていたように、制御性T細胞に関する今後の研究が、発症抑制や治療に役立てられることが期待されています。
現在は、体内での分泌量が著しく低下したインスリンの代わりにインスリン製剤をインスリンポンプで注入あるいはペン型注射器で自己注射すること、また、投与するインスリン製剤の量を決定するために血糖値を上昇させる糖質の摂取量を把握することが治療上重要です。
(配信元:健康栄養学部)