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ニュース・プレスリリース

管理栄養士をめざす学生たちの実験授業紹介!「解剖生理学実験Ⅱ」

2025.11.26

その他
  • 健康栄養学部

11月も終わりに近づき、授業はいよいよ終盤です。今回は、健康栄養学部3年生が取り組む「解剖生理学実験Ⅱ」をご紹介します。

これまでの講義や、2年生で学んだ「解剖生理学実験Ⅰ」での基礎をもとに、学生たちは人体のしくみや働きをより深く理解するため、生活や医療の場で役立つテーマを取り上げた実習を体験しながら学びを広げています。

授業では「貧血の指標となるヘモグロビン(血液中の酸素を運ぶタンパク質)の測定」や「体成分分析装置Inbodyを用いた体組成(筋肉や脂肪の割合)の測定」、「食べ物を安全に飲み込むための嚥下(えんげ)訓練」など、管理栄養士として現場で活かせる知識と技術を身につけます。

さらに、シミュレーターを用いた実習では、「フィジカルアセスメント(身体の状態を観察して、健康状態を評価する技術)」を身につけ、教科書だけではイメージにしくい病気の状態を目で見て、耳で聞き、手で触れて理解できることも、この授業の大きな魅力です。

また、「医療現場で使われる症例(病気やけがの症状の事例)を検討する学習」も行います。英語で書かれた症例を読み解き、日本語訳をしながら病気の状態を理解します。グループ発表を通じて、栄養指導やチーム医療に欠かせない「伝える力」も養います。

1月には、病院での臨地校外実習(現場での実習)が始まり、管理栄養士国家試験に向けた学習も本格化します。健康栄養学部での学びが、未来の医療や食の現場で人々の健康を支える、大切な一歩となることを願っています。

(配信元:食品栄養研究室)