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【公開講座】12月講座「阪神間と俳句−古典俳句へのまなざし−」を開催
2025.12.08
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2025年度後期公開講座は「阪神地域の文化・文学・歴史」をメインテーマとして開催しています。
2025年度後期最終回となる第4回は、大手前大学国際日本学部 辻󠄀村 尚子准教授による「阪神間と俳句−古典俳句へのまなざし−」をテーマに、12月8日に開催。12月に入り、寒さも本格的になってまいりましたが、80名を超える多くの皆さまにお集まりいただきました。
明治から昭和初期にかけて阪神間で活躍した俳人(野田別天楼、岡田利兵衞(柿衞)、川西和露、福井治兵衛(艸公)、松瀬清々など)について資料に沿って説明がありましたが、この間の阪神間の俳句は、大阪・神戸で多忙な日常を過ごす実業家が、俳句により四季(季感)を「感ずる」ことで「心を自己に呼び戻す」ために同人句集などを編集・刊行したことがその発展につながった、という解説が印象的でした。
加えて、東の松尾芭蕉に匹敵する西の「鬼貫」と呼ばれ伊丹を中心に江戸時代に活躍した俳人の存在や、福井治兵衛(艸公)が本学の福井理事長の祖父にあたることなど、興味深い説明が続きました。
2025年度後期の公開講座は今回をもちまして終了となりました。大変多くの方にご参加いただき誠にありがとうございました。2026年度は「建築・まちづくり的鑑賞のススメ」をメインテーマに、4月からさくら夙川キャンパスにて4回シリーズで開催します。
詳細につきましては、改めて2月上旬頃に当Webサイト等にてご案内いたします。どうぞご期待ください。
(配信元:地域・社会連携室)