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【国際看護学部】タイ・チェンマイ大学で国際看護学実習Ⅲを実施

2025.12.10

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11月24日~28日までの5日間、国際看護学部学生11名がタイ・チェンマイ大学で「国際看護学実習Ⅲ」を行いました。

学内では、タイの医療保険制度や伝統治療Thai Traditional Medicine、小児看護についての講義受講や、VRを用いた中心静脈圧測定などを体験し、学外では、チェンマイ大学病院や民間病院、地域のクリニックを訪問し、タイにおけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジの実践を学びました。

学生は実習に参加するにあたり、事前に危機管理や異文化理解に関するガイダンスを受けるなど、しっかりと渡航準備をし、無事に1週間の実習を終えることができました。

実習参加者からの感想を一部ご紹介します。

・国際看護学実習Ⅲで、タイの病院や看護大学を訪れ、日本との違いに着目しながら多様な医療文化や看護の在り方について学びました。タイでは患者のケアに家族が深く関わる文化があり、移動介助や身の回りの援助を家族が担うことが一般的であることを知りました。この違いから、看護の役割は国の文化や価値観によって変わるのだと学びました。また、タイの看護学生は臨床で採血や注射などの技術を実際に経験する必要があることから、日本よりも実践的な教育が重視されていると学びました。さらに、日本では、医師・看護師・薬剤師が協力し合いますが、タイでは他にも僧侶が関わってこころのケアを支援するというタイ独自の文化があると学びました。
今回の実習では、現地の学生と交流しながら学ぶことで、タイの医療文化を直接感じることができ、多様な文化の理解を深める貴重な経験となりました。また、日本との違いを知ることで、自分の看護観を広げ、新しい視点から看護を捉える機会にもなりました。
(3年生 上野さん)

・国際看護学実習Ⅲでは、タイのチェンマイ大学や病院、伝統医療センターを訪問し、タイ独自の医療制度や日本との相違点について学ぶことができました。チェンマイ大学ではVRやシミュレーション演習が重視され、学生は臨床で起こり得る様々な場面に臨機応変に対応し、安全で安楽な看護を提供できるよう、緊張感と責任感をもって取り組んでいることを知りました。また、タイには多様な伝統医療が存在し、特にハーブを用いた薬は医薬品より安価なため使用を継続しやすく、患者の費用負担軽減につながっていることを学びました。さらに、ハーブ薬は病院でも使用され、医薬品リストにも登録されていることから、伝統医療と病院が連携し、患者により質の高い医療を提供していることを学びました。これらの学びを通して、慢性疾患には伝統医療、急性疾患には病院治療など、タイでは幅広い治療法が活用されていると感じました。今回の実習では、実際に現地に訪れることで国際的な視点から医療を捉えることができ、今後の看護実践に活かすべき知識を得ることができました。
(3年生 河内さん)

(配信元:国際看護学部)