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【現代社会学部】認定NPO法人「ビッグイシュー日本」高野太一氏によるPBL授業を実施

2026.06.24

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6月3日、認定NPO法人 ビッグイシュー日本・事務局長の高野太一氏と販売者であるM氏をゲスト講師にお招きし、「ホームレス・貧困問題におけるビッグイシューの取り組みについて」をテーマに講演いただきました。

本授業は、一般社団法人社会調査協会が認定する「社会調査士」資格を取得するための総仕上げとなる演習科目です。これまで座学で学んできた社会調査のスキルを活用しながら、社会調査の一連のプロセスを実践します。
今年度は、本学が立地する阪神地域における「社会的排除と包摂」の問題にPBL(課題解決)型授業として取り組みます。その一環として、前回の「育て上げネット・コネクションズおおさか」中町氏に続き、ホームレスなどの生活困窮者の就労・自立支援に取り組む高野氏と、ビッグイシューを実際に販売しているM氏に登壇いただきました。

講義では、高野氏より雑誌『THE BIG ISSUE』および「ビッグイシュー日本」の活動・支援内容について、そして日本におけるホームレスの現状についても詳しく講義いただきました。後半では、ギャンブル依存によりホームレスとなった販売者M氏に自立するまでの経験談をお話しいただきました。当事者のメッセージは、学生たちの印象に強く残ったようでした。

学生からは、「当事者の問題として解決することが多いと思っていたが、社会が目を向けることが大切な問題だと感じた」、「家があることが自立だと思っていたが、家がなくても自ら生計を立てることが自立であると考えることを知った」、「ギャンブル経験はないが、何かに依存することが怖いと感じた。若者にとって身近なアプリゲームもギャンブルと似たような感じでやめられなくなるという人が多そうだ」、「生活保護や支援が増えたことで、見える範囲のホームレスは減っているが、見えていないホームレスの人もたくさんいるのではないか」といった気づきを得たようです。

また、講義後には「授業後に街中でビッグイシューの活動をされている方を見かけた。お話しを伺ったことで見方がすごく変わり、事情や雑誌を販売する理由もわかるので体調に気を付けて頑張ってほしいと思った」、「ホームレス状態になる要因はさまざまであることを学ぶことができた。ビッグイシュー日本の取り組みとして、公営住宅の空室活用のよる居住支援を行っているなど、“このような活動もおこなっているのか”と驚かされた」、「ホームレス状態になってしまうのは、本人に問題があると考えてしまっていたが、多くは複合的な要因であることを知り、人それぞれに理由やきっかけがあるのだと気づいた」といった感想が寄せられました。

春学期の本授業では、社会調査の事前準備と企画設計を行います。これをふまえ、秋学期の「メディア・社会デザイン演習Ⅱ」では、実際の現場でのフィールドワークや支援者へのインタビュー調査等を実施し、データの分析・考察を重ねながら調査報告書の完成をめざします。

(配信元:現代社会学部)