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【国際日本学部】大手前大学 初代学長 中村 直勝博士の古文書コレクション特別展を国際日本学部史学コースの学生が見学しました
2026.07.16
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2026年5月30日(土)~7月7日(火)まで大和文華館(奈良・学園前)で開催された特別企画展「古文書の魅力~没後50年中村 直勝と双柏文庫~」を国際日本学部 石畑 匡基 講師(日本中世史)の授業の受講生10人が6月28日(日)見学しました。
展覧会会場には、平安時代から江戸後期に至るまで中村博士が収集した古文書のうち約70点が展示され、その中には、源義経、足利尊氏、明智光秀、豊臣秀吉、石田三成、伊達政宗、各時代の皇族など著名な歴史上の人物の直筆書が多数ありました。また、展示順路の最初には、1966年中村博士が初代学長として就任された大手前女子大学(現大手前大学)の開学式典での学長式辞や第一回卒業式の式辞原稿なども展示されており、学生たちは興味深そうに見入っていました。
見学にあたっては、公益財団法人大和文華館 一本(いちもと) 崇之さまに説明をしていただきました。博士が戦前、当時は逆賊と評価されていた足利尊氏の直筆の掛け軸を購入しようとした際、古物商から「時節柄あなたも逆臣だと言われかねないから買わないほうが良い」とたしなめられたにもかかわらず「他人に見せなければよいだろう」と買い求めたことなど、古文書をこよなく愛する博士にまつわるエピソードをいくつかご説明いただきましたが、とりわけ「博士は、古文書を通じて史実を追うだけではなく、過去に生きた人々の声に耳を澄まし、その人間的な温かみや面影に触れることに大きな喜びを見出していました。この特別企画展では、そのような“古文書の魅力“を博士自身の言葉とともに紹介したかったのです。」という一本さまの展覧会に込めた企画の意図についてのご説明がとても印象的でした。
パンフレットの最後に記載されていた中村博士の文章の抜粋をご紹介いたします。「一通の願文。その願文を、心を込めて、こんな風に机に向かって、書いたのであろうか、と思いやりつつ、尊氏の姿を想見するとき、尊氏が坐側に居るやに思われる。~中略~ 古文書の持つ魅力に生き、古文書の含む力に惹き付けられ、古文書の滋味の中に暮れ行く人生。それを歩いた私は幸せ者である。」
<発信元:地域・社会連携室>