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【人間情報学部開設準備レポ-ト03】“無料”の裏側とAIの未来-LINEヤフーに学ぶデータとビジネスの仕組み
2026.08.18
- お知らせ
- 人間情報学部 2027年4月、開設予定(設置認可申請中)
7月16日、「デジタル社会とテクノロジー」(担当:畑耕治郎 教授)において、LINEヤフー株式会社にご協力いただき、特別講演をオンラインで実施。「LINE」「Yahoo! JAPAN」「PayPay」など、日本の人口の約8割が利用するサービスを展開する同社から、Data&AI CoE CBU Enablementユニットの稲井優貴氏、角田大輔氏を講師にお迎えし、「データとAIで変わる未来」をテーマにお話しいただきました。同社にご講演いただくのは今回で3回目、3年連続の実施となります。
この授業では、急速に進むデジタル化が社会や、私たちの暮らしをどのように変えているのかを学び、テクノロジーを活用して新しい価値を生み出す視点を養います。前半のテーマは「ヤフーのマネタイズの仕組み」です。私たちが毎日無料で使っている検索やニュースといったサービスが、どのように事業として成り立っているのかを解説いただきました。主要な収益源のひとつは広告ですが、その精度を支えているのがデータの掛け合わせです。LINE公式アカウントの利用傾向やスタンプの購買履歴、Yahoo! JAPANの検索・購買履歴などを組み合わせることで、性別・年代・エリア・時間帯といった行動パターンの分析が可能になり、「この人に届けたい」という広告主のニーズに応えられるようになる――ユーザー、広告主、企業の三者にとって価値が生まれる循環を、具体的な数字とともにご紹介いただきました。
後半のテーマは「LINEのAI活用」です。2022年の生成AIの登場から現在に至る変化を振り返りながら、これからは質問に答えるAIではなく、人に代わって予約や手続きまで自律的に実行する「エージェントAI」の時代へと移り変わっていくとお話しいただきました。2026年4月に提供が始まったLINEのAIエージェント「Agent i」が、1億人が毎日使うパーソナルアシスタントをめざしていることに触れ、「AIが調べ、提案し、購入まで完結する」時代にはビジネスモデルそのものが変わっていくと指摘。同社では社内でのAI活用を積極的に推進しており、「AIを制限するのではなく使い倒す」「AIに仕事を奪われるのではなく、AIで自分の力を10倍にする」という言葉が、受講生に強い印象を残しました。
講演後の感想では、「無料で使えるサービスの裏側に、これほど緻密なデータ活用とビジネス設計があるとは思わなかった」「自分に関係のある広告が表示される理由がようやく分かった」といった気づきが数多く寄せられました。またAIについては、「これまで漠然とした不安があったが、使い倒す対象なのだと捉え方が変わった」という声とともに、「テクノロジーは変わってもビジネスの本質は変わらない。経営学の知識こそがAIを賢く動かすための土台になる」というメッセージを受け止め、秋学期以降の学びの方針を具体的に見直したという感想も見られました。質疑応答では受講生から次々と質問が寄せられ、予定時間いっぱいまで活発なやり取りが続きました。
人間情報学部では、今回ご協力いただきましたLINEヤフー株式会社を始め、多彩な企業や専門家の方々と連携する体験を通じ、学生の視野を広げ、挑戦する勇気を与えることをめざします。
(配信元:人間情報学部 開設準備室)
【人間情報学部(2027年4月開設予定。設置認可申請中)※】
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