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【経営学部】フジ矢株式会社 日髙恵美氏の講演を実施

2026.10.28

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経営学部の「実践演習(会計Ⅰ)」(担当:山﨑泉教授)では、パソコンを使った経理事務について実践的に学んでいます。今回はフジ矢株式会社 執行役員経理部長 兼 女性活躍推進ディレクターの日髙恵美さんをゲストスピーカーに迎え、「経理という仕事と働くというキャリア」というテーマでお話をしていただきました。

フジ矢株式会社は1923年に創業した老舗のものづくり企業です。ペンチ・ニッパなどの製品が有名で、性能はもちろんのこと、デザイン性にもこだわったものづくりをしています。海外にも拠点を置く、グローバル企業です。

日髙さんから、授業で学んだ商業簿記・工業簿記の知識が、企業の中の経理実務ではどのように運用されているのか、経理とはどのような仕事なのかを教えていただきました。教科書で学ぶ「簿記」は問題文に取引内容が書かれていて、正解があります。しかし、実務の世界では請求書・納品書・契約書・銀行の入出金明細をもとに「これは何の取引なのか」「何を意味するのか」を自分で判断して適切な仕訳をする必要があります。本物の請求書を見せていただきながら、1枚の請求書の中に売上原価に分類されるもの、費用に分類されるものなど複数の取引が混在している様子が紹介される場面もありました。経理の最大の役割は「経営管理」であると言えます。経営陣が現状を正しく判断し、将来のための意思決定に必要な情報を提供します。経営を数字で支える仕事、それが経理の仕事なのです。

日髙さんは「学び、素直、利他」を大切にすることで現在のキャリアを築いたそうです。「自分には無理」と自分自身の可能性を決めずに、まずは挑戦してみてほしい、資格や知識は将来の選択肢を増やしてくれるので、積極的に学び、様々なことにチャレンジしてほしい、と話してくださいました。

参加した学生からのコメントを一部ご紹介します。
・高校生のときに取った簿記の資格が背中を押してくれて経理として仕事に復帰したというお話を聞いて、資格は取れる時に取っておいた方がいいなと思いました。

・ベトナムの子会社を訪問し、そこで働くベトナム人女性社員と信頼関係を築いているというお話が印象に残りました。彼女たちの努力を認め、励まし続けたことで、彼女たちは成長し、必要なデータを早く提出できるようになったそうです。私もベトナム人なので、ベトナム人が日本企業で働き、成長していると聞いて嬉しくなりました。

・なぜ利益には色々な種類があるのか、授業中には考えたことがありませんでした。決算書は見る人の立場によって、知りたい利益が違う、というお話を聞いて、経理に対する解像度が一気に上がったように感じました。

・経理はただ仕訳をして、決算書を作る仕事だと考えていましたが、実際にはもっと責任が重く、資金を正しく管理して運用するなど、会社の経営に直接携わる仕事だと知ることができました。今回のお話を、自分の今後のキャリア選択に活かしていきたいと思います。

・経理実務は私が学んでいる「簿記」とは違うところが多くあり、奥が深いと感じました。工業簿記と商業簿記の使い分けなども、面白いと感じてもっと色々な事例を学びたいと思いました。

・経理の仕事には分析力が求められるというお話が印象的でした。まず「率」を確認し、次に「額」を見て、最後に「傾向」を把握するという話があり、この順序で物事を分析するのは理にかなっていると感じた。

(配信元:経営学部)