見えない差別や不公平と看護は 向き合う。リアルな看護の現場を学ぶ、加古川刑務所見学。
  • 国際看護
女子受刑者には、幼少時に虐待を受けた体験や性暴力の被害に遭った体験がトラウマとなり、その苦しみを紛らわせようと覚醒剤などに手を染めてしまったといったケースが少なくありません。国際看護学部では、そうした女子受刑者の収容区を持つ加古川刑務所と連携。キャリアプランニングの学びの一環として、同刑務所を訪問見学し、女子受刑者の心のケアに携わる法務技官看護師の方々から直接お話をうかがうという、貴重な体験ができる機会を得ています。社会的な偏見や差別を受けるなど、出所後にも厳しい現実が待ち受ける女子受刑者たち。再犯防止の観点からも、法務技官看護師による心のケアは重要です。そんな法務技官看護師のリアルな仕事ぶりにふれ、「看護師とは、人の命を守ると同時に、痛みを伴う多様な人々の命に寄り添う専門職」であることを、この体験学習を通して実感として理解することができます。

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