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Special Contents

食のグローバル化・食文化の理解

知っていますか? 日本での
「食」のグローバル化

近年、「食」を取り巻く環境は、目覚ましい変化を遂げています。それに伴い、管理栄養士の役割はますます拡大。
今後は国際化も視野に入れた活躍が求められています。

外国の習慣や文化を理解して食事で「おもてなし」を

来日する外国人の多くが魅力を感じているという日本の食文化。急速なグローバル化が進む中、私たちも外国の習慣や文化を理解して食事で「おもてなし」する準備が必要です。宗教的な食文化の一つに「ハラルフード」があります。イスラム教で許されている食べ物で、ハラルフード以外を口にする行為は神に背くこととされています。世界人口の4分の1がイスラム教徒である現在、ハラル文化への理解は不可欠といえます。また、ハラルフードは清潔かつ安全で健康的であることも興味深く感じます。普段、自分が口にする物が体に良いものなのか否かを判断する意識は大切で、他国の文化を理解し、改めて食事を意識する大切さがわかります。

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本多 美預子 准教授

「これからはバランスよく食べましょう」と言われたら、どんな気持ちになりますか? すぐに方法を教えて欲しいと思いますか? 管理栄養士に必要な栄養教育活動について楽しみながら学びましょう。

本多美預子 准教授
人種によって発症の仕組みが大きく異なる糖尿病

厚生労働省の「国民健康・栄養調査」で、糖尿病は日本人がなりやすい病気の一つと報告されました。世界の糖尿病患者数も4億人以上と急速に増加しています。呼応して、人間ドックや治療などの医療サービスと観光を組み合わせたツアーに参加し、日本を訪れる外国人も増えています。糖尿病は太っている人がなる病気と思われがちですが、とても複雑で人種によって発症の仕組みが大きく異なっています。欧米人の糖尿病患者は明らかに太っているのに対し、日本人のようなアジア人はインスリン分泌量が少ないため、少しお腹が出る程度でも糖尿病になる可能性が高くなるようです。日本人は糖質を適量食べて、動物性脂肪を多く摂取しない、食物繊維の多い伝統的な日本型の食生活と適度な運動で体重を管理することが糖尿病を予防するためには重要といえます。

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吉澤 みな子 准教授

管理栄養士は病気の方だけでなく、乳幼児から高齢者、アスリートまで、一人ひとりに合わせた栄養指導や栄養管理、給食管理を行う「食」の専門家。活躍の領域はさらに増えると考えられています。

吉澤みな子 准教授
人種によって発症の仕組みが大きく異なる糖尿病
学校給食の多国籍化

一番初めに学校給食が始まった
都道府県はどこ。

学校生活の中で楽しみの1つである給食は、900万人以上の幼児・児童・生徒が食べています(H30年度学校給食実施状況等調査より)。学校給食は、明治22年(1889年)山形県の小学校ではじまり、当時の献立は、「おにぎり、焼き魚と漬物」が提供されていました。

楽しくておいしい料理へ。

昭和29年に「学校給食法」が制定され、学校給食の普及充実及び学校における食育の推進を図ることを目的としています。例えば、郷土料理や行事食を提供していますが、最近では地産地消としてイセエビを使用した豪華な給食があります。また、世界の料理を給食で提供することで普段使用しない調味料や食材に触れるよいきっかけとなっています。

世界の食文化を知る機会に。

今、多国籍化の波が給食にも押し寄せています。また、日本で生活する外国人の数は増加の一途をたどっています。そこで、多国籍料理を取り入れたバランスのよい栄養価の高い料理を考える必要があります。今後、より一層のグローバル化が学校給食に期待されています。

[ 参考 ] 学校給食実施状況等調査-
    平成30年度結果の概要が国の統計

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大原 栄二 准教授

栄養と食品の両方がバランスよく摂れる食事を作ることが、管理栄養士の仕事です。食品のバランスは食材や調理法、料理名を知る過程で養えます。これから一緒に栄養と食品のバランスの勉強をしましょう。

大原栄二 准教授
日本酒が世界で大人気

40年以上前から海外で高評価。

平成25(2013)年、日本の伝統的な食文化「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。以来、寿司や刺し身などを食べる目的で日本を訪れる外国人が多くなっています。和食に合う日本酒には、40年以上前から海外の酒類コンクールで受賞している銘柄もあり、世界で高い評価を得ています。国税庁によると、日本酒の国内消費は減少しているものの、輸出量は右肩上がりに増えています。

日本人はお酒に弱い人種。

日本酒の国内消費の減少は、日本人の身体的特徴が一因かもしれません。体内に入ったアルコール分解に関連する酵素には、アルコール脱水素酵素とアルデヒド脱水素酵素(ALDH)があります。「悪酔い」の原因物質のアセトアルデヒドを無害な酢酸に分解するALDH2が、白色人種や黒色人種では、ほぼすべての人が高い活性をもちますが、日本人は低い人が多く、お酒に弱い人種なのです。

料理を選ばない食中酒。

日本人の主食である米から作る日本酒は、お酒に弱い人が多い日本よりも、フランス料理やイタリア料理などと合うことも知られるようになり、世界中の人を魅了し、愛飲されています。

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吉澤 みな子 准教授

栄養と食品の両方がバランスよく摂れる食事を作ることが、管理栄養士の仕事です。食品のバランスは食材や調理法、料理名を知る過程で養えます。これから一緒に栄養と食品のバランスの勉強をしましょう。

吉澤みな子 准教授
日本酒が世界で大人気
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