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【国際看護学部】Institute of Mental Health(シンガポール)で国際看護学実習Ⅲを行いました

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2024年2月5日~9日の5日間、国際看護学部3年生10名が、シンガポールの精神疾患の病院であるInstitute of Mental Health (IMH)で実習を行いました。
IMHは、シンガポールで唯一の精神科に特化した国立病院で、2,000床を有する病棟、第三次救急や外来、訪問看護サービス等を展開しています。また、中国系、マレー系、インド系など多様な民族の患者を受け入れ、彼らの文化やアイデンティティを尊重しながら、早期の社会復帰を目指したプログラムなども提供しています。
今回の国際看護学実習Ⅲでは、IMHの外来、小児・思春期病棟や高齢者病棟、社会復帰訓練を提供している成人病棟を見学したほか、学生が一人ずつ看護師に同行し訪問看護にも参加しました。
学生たちは、この実習を通して文化・宗教的な背景やその人の持つ強みなど、患者の個別性や民族的アイデンティティに配慮された保健医療サービスの実際について学びました。また、実習最終日は春節と重なり、健康や金運、成功をみんなで祝いながら食べる魚生(ユーシェン)という料理も頂き、シンガポールならではの文化を楽しみました。

以下に実習参加者からの感想をご紹介します。

・私達は、シンガポール国内唯一の国立精神科専門病院のInstitute of Mental Healthで実習をさせていただきました。シンガポールの医療制度や精神看護における患者との関わり方を学び、訪問看護の同行実習や病棟の見学実習なども行いました。
5日間で、シンガポールは自分で受診するクリニックを決めることで経済的負担を軽減することができることや、社会復帰をするために、入院中から日常生活の訓練を行う必要性について学ぶことができました。
(国際看護学部3年生 阿部さん、岡﨑さん、藤井さん、籾田さん、山川さん)

・私たちは1週間海外実習を行い、シンガポールにおける精神看護の実際について学びました。海外の病院で実習を行う中で、シンガポールは多民族社会であるため病院食にもハラール食があることやお祈りができる場所があるなど、すべての人に対して社会的背景や文化的背景が尊重されていることを知りました。また、日本国内でなく海外で実習したことで、自身の文化が尊重される重要性や他言語で伝える難しさにも気づくことができました。この経験を活かしこれからの実習や学びに生かしていきたいです。
(国際看護学部3年 木村さん、治武さん、辻口さん、藤谷さん、山下さん)

(配信元:国際看護学部)

1.シンガポール_IMH_写真1
2.シンガポール_IMH_写真2
3.シンガポールIMH写真3
4.シンガポールIMH写真4
5.シンガポール_IMH_写真5
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