大手前大学

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【公立学校教員採用試験】2023年度 2名の学生が合格!

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国際日本学部・藪西孝輔さん
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建築&芸術学部・細岡武瑠さん
国際日本学部4年・藪西孝輔さんが高知県・中学校教員採用(社会)、建築&芸術学部4年・細岡武瑠さんが兵庫県・中学校教員採用(美術)に合格。2023年度、大手前大学より2名の合格者が誕生しました。

2020年4月に入学早々、新型コロナウイルスのパンデミックとなり、思い描いていたような学生生活を送ることができなかったふたり。それでも、教員免許取得そして採用試験合格を目標にこれまで努力を重ねてきました。今回合格体験記として、今の思い、後輩へのアドバイス、そして今後の抱負を語っていただきました。


・学生生活で印象に残るエピソードを教えてください。
【藪西】
入学当初はコロナ禍もあり絶望感でいっぱいでしたが、母校(高校)を訪れた際、野球部の恩師より「教員をめざしているなら、後輩に野球を教えてみないか?」と声をかけてもらいました。これがきっかけとなりほぼ毎日、放課後に母校に通う両立を続ける中で、教員一本で頑張ろうと心に決めました。大学の授業では、教職課程で出会った先生方が特に印象に残っています。ていねいにご指導いただき、日を重ねるごとに自分の成長を感じることができました。教師の仕事についても色々教えていただいたことで現実味が増し、とても充実した時間でした。もともと勉強は得意ではなくつらい時期もありましたが、先生方のサポートがあったからこそ今の自分があると思います。

【細岡】
絵に関する仕事がしたいという思いがあり、そのひとつに教員がありました。幅広い職業の視野を持ちたかったので教員一本ではなく、他の職業についても知りたいと思っていました。いろんな学びを幅広く学ぶことができる本学の特長に魅力を感じ進学を決め、入学後は自分に合った職業を見つけるために様々な科目を履修。それは同時に、高校生とは違って自分が動かないと課題は解決できない、自分主体で頑張らないといけないと強く実感することでもありました。教育実習は特に印象に残っています。指導案づくりや生徒との関りは難しいことも多く大変でしたが、生徒との関りを通してうまく授業ができた時にはとても達成感がありました。これが教員の面白さなんだなと感じ、教職課程を履修してよかったと思えた瞬間でした。


・教員をめざす後輩の皆さんへのアドバイスをお願いします。
【藪西】
自分に自信がなくても諦めてほしくないです。教師になりたいと思った分だけやる気も上がるし、大切なのは自分のモチベーションだと思うので、それを行動に変えていけば、結果は絶対についてくると思います。行動に移すことさえできれば、そしてその積み重ねを試験まで継続することができれば、絶対結果はついてくるので頑張ってください!

【細岡】
高校生の頃、教員をめざす大学生の兄の試験勉強を手伝ったことで、教員採用試験に触れる機会を多く持つことができたのは大きかったかもしれません。大学生になってからは、小学校教員になった兄から試験に関するアドバイスを色々もらいました。採用試験の面接では予想外の問いがあったのですが、大学の授業で印象に残っていた先生の言葉にヒントを得て答えることができ、とても手ごたえを感じました。授業でのワンシーン、先生のひとことを大切にしていたことが活きた瞬間でした。
実際の試験には模擬授業の試験がありますが、あらかじめいくつかのフォーマットを作って内容を入れ替えて応用できるようにしておくといいと思います。テーマは当日発表されるので、与えられたテーマに対して瞬時に自分の好きや得意に変換できると強いと思います。そういった日頃の準備の積み重ねが、突発的なことにも対応できる自信になると思います。


・最後に今後の抱負を聞かせてください。
【藪西】
中学時代、ひとりの先生が変わるきっかけを与えてくれたことで考え方が大きくかわり、性格まで変わったように思います。自分もこんな仕事をしてみたいなと教員をめざすようになりました。大手前を勧めてくれた塾の先生、母校での部活指導を誘ってくれた顧問の先生、教職を指導してくれた大手前大学の先生。これまでたくさんの恩師に支えてもらい、励まされ、そして導かれたことによって今の自分があります。自分がそうしてもらったように、卒業後は教員として生徒に寄り添いながら、何かきっかけを与えられる存在になりたい。そういう想いを持って、授業や部活動など指導ができたらと思います。

【細岡】
美術って本来、楽しむ授業なんです。高校では選択科目になりますが、中学校の美術は全員受講するので、そこで好き嫌いが分かれてしまうかもしれません。生徒のみんなが、授業を楽しめるようなそんな先生なりたいです。そして残りの学生生活は、やり残すことのないように学生生活をとことん楽しみたいです。


それぞれの思いを大切に、これからめぐり会う生徒との多くの出会いを通して、教育現場を支えていってください。おふたりの活躍を期待しています。


(配信元:学園広報)


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