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【現代社会学部】「そうだ、おおいた行こう2023」プロジェクト・現地でフィールドワーク

地域・社会
 11月24日から3日間、現代社会学部 坂元英毅准教授と渡邉公章教授のゼミの学生23名が、大分県大分市の西部に位置する野津原(のつはる)地域を訪れフィールドワークを行いました。「そうだ、おおいた行こう2023」と題し、都市在住者である学生が地方都市の抱える様々な課題に意識を向け、その地域の魅力を発見・共有し、地域活性化・貢献への意欲を喚起することを目的とするものです。昨年活動を行った別府市が観光都市であったのに対し、野津原地域は人口減少問題など、より深刻な地域課題を抱えています。学生たちが現地を訪れ、地域が直面している課題に直接ふれることが最大の目的であり、それに立ち向かっている人たちや、そこに暮らす人たちとの交流を通して学び(気づき)とすることが期待されます。

 今回、元・地域おこし協力隊の泊麻未さんにアテンドをしていただき、2日目はオリエンテーションの後、今市ひぐらし茶屋、丸山神社、今市石畳、のつはる天空広場、道の駅のつはる、ななせダムなどを視察。途中、道の駅運営団体の商工会長・立川氏との意見交換を行い、一日のふり返りとして、泊さんによるワークショップに参加。まず「自分の好きなこと」、次に今日実際に見てまわった野津原の課題について考え、そしてふたつを掛け合わせることで課題解決に繋がるアイデアを考えました。

 最終日は廃校を利用した「ななせアートスタジオ」で開催されていた「のつはるアート村プロジェクト」に参加。学生たちは、郷土料理や干し柿、かぼすドリンクなどの地域名産品や、Tシャツやクリスマスリース制作などの出店の運営にグループに分かれて参加し、地域の方たちとの交流を行いました。本学留学生によるミャンマー茶菓子のふるまいも大変ご好評をいただき、アートイベントとして実施された「紙吹雪の実験」は、遠隔地と繋いでアバターのコントロールに関する技術テストの役割も果たしました。

 坂元准教授は、「学生たちは“外からやってきた若者”という視点で野津原地域を観察し、地域の方々の様々な価値観や考え方を分析・考察することで課題解決のためのアイデアを地域にフィードバックするという使命があります。今回の大きなテーマは“人口減少社会におけるまちづくり”。学生の参加意識は最初、個人によって差があったが、ひとつひとつのプログラムに取り組むなかで、課題に対する意識の底上げが感じられるようになりました。今後は意識的に、他の学生や地域の方たちをもっと巻き込んでいってもらいたい。そして、地域の皆さんに喜んでもらえる提案ができたらと思います。活動を通して、学生たちに一体感が生まれたことを何よりうれしく思います」と、3日間をふり返りました。

 今後は、地域の活性化案としていくつかのテーマを設定し、今年度中に地域の方へプレゼンを実施予定です。ぜひ、ご期待ください。

(配信元:学園広報)


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