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【国際看護学部】矢野准教授が石川県珠洲市の避難所支援をしました

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2024年1月1日16:10頃、石川県能登半島で深さ16キロを震源とするマグニチュード7.6の地震が発生し、石川県内各所に甚大な被害をもたらしました。

本学国際看護学部で災害看護等を専門とする矢野貴恵准教授が、日本災害看護学会の要請を受けて、先遣隊第三班として2024年1月8日~10日の3日間、石川県珠洲市へ支援に入りました。
現地災害サポート本部では、辛うじて電源は確保できていましたが、市内はいたるところで家屋が倒壊し、ライフラインは寸断され、多くの住民の方々が小学校や保育園などで避難生活を余儀なくされていました。90歳以上の高齢者や、生後2か月の乳児、障がいのある方々なども避難所生活を強いられています。食べ物や水、着るもの、遊び道具、勉強道具など何もありませんでした。それでも、避難所訪問をすると「看護師さん、ご苦労様です」と笑顔を向けてくださいます。血圧や体温・脈拍を測り、「血圧の薬はまだありますか。無ければ、モバイルファーマシーでお薬を出してもらえますよ」「お熱があるので、医療班に来ていただきますから、少しだけお待ちくださいね。」「何か足りないものはありますか。支援物資が届きましたら、お持ちしますよ」などの会話を通して、避難所の方々の健康確認や避難所全体をアセスメントすることが任務でした。
今から北陸は、1年で最も寒さの厳しい季節になります。私たちも決して他人事ではありません。明日は我が身です。私たちにできることは、様々な過去の災害を通して正しく学び、備えていくということもその1つです。皆さんにできることを、何か1つでも考えてみてください。

(配信元:国際看護学部)

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