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【国際看護学部】台湾・慈済科技大学での国際看護学実習Ⅲを行いました

ニュース
2024年1月8日~1月12日の5日間、国際看護学部3年生10名が、台湾の慈済科技大学で国際看護学実習Ⅲを行いました。
慈済科技大学には約1000床の巨大な大学病院があり、台湾の看護や医療を知ることができる良い環境で実習ができました。実習は座学だけでなく体験が多く盛り込まれており、台湾の医療や看護だけでなく、文化や教育など幅広く学びました。
学生は実習に参加するにあたり、事前に危機管理や異文化理解に関するガイダンスを受け、実習に関する事前学習も行い、しっかりと渡航準備をし、無事に5日間の実習を終えることができました。

【5日間の実習内容】
<1日目>
・お互いの大学について紹介
・台湾の文化体験、大学の歴史や先住民族の歴史ツアー
・OSCE(客観的臨床能力試験)のレクチャー
<2日目>
・台湾先住民族の文化に関連した健康課題についてのレクチャー
・台湾の子育ての現状とReal care babyを使った新生児ケアのシミュレーション実習
・中国医学のレクチャー
・中国語講座-慈済科技大学の学生に発音を習いながら中国語で自己紹介
<3日目>
・台湾の妊娠分娩の実情についてのレクチャー
・バランスボールを使って産後エクササイズ
・Silent mentorという慈済科技大学医学部の献体制度の説明と、解剖が行われる実習室やご遺体の安置室を見学
<4日目>
・Innovative thinking -看護領域の新しい機器の創造について説明と実習
・"Change what you can't accept!"-いろいろなことに挑戦することの大切さについてレクチャー
・これまでの学びをプレゼンテーション
・修了証の授与
<5日目>
・慈済科技大学病院の見学(神経内科病棟、緩和ケア病棟、漢方医学等)

【実習参加者からの感想】

・台湾実習では、文化や宗教の違いからくる看護における相違点、看護学校の体制の違いを学ばせていただきました。宗教を信仰しない人が多い日本に比べて、台湾では仏教を信仰している人が多いため、病院内に仏教はもちろん、キリスト教、イスラム教等様々な宗教に合わせた礼拝室が設置されていました。多様性に柔軟に対応されており、一人一人に寄り添った看護が行われていた点が印象に残っています。また、日本では座学が多いのに比べて台湾では、24時間起動している乳児の人形を家に持ち帰り育児体験をしたり、1分間で患者のシナリオを読み込み5分間でその患者に必要な看護を行ったり、投薬や注射の練習を学生のうちから行ったりと、学生の主体性を育成するために実践型の授業を大切にされていました。
台湾の学生や先生方はとても親切にしてくださり多くのことを与えてくださり、学ばせてくださいました。相手を受け入れ尊重する姿がとても素敵だと感じたためこのプログラムを私は皆にお勧めしたいと思います。
(国際看護学部3年生 篠木さん)

・私は台湾の慈済科技大学で国際看護学実習Ⅲを行いました。私にとって初めて海外で勉強する機会だったのでとても楽しみにしていました。台湾の先住民の文化・看護教育の内容・医療体制・医療問題など様々なことを学び、圧倒されるばかりでした。その学びの中で日本と比較しながら共通点や違う点を見つけ出すことが自然と出来るようになったことが自分にとって成長した点だと振り返ります。 慈済科技大学での講義の中で1番印象的だったのは看護の技術革新についての授業です。台湾では失敗を「1つのチャンス」と捉えて日々アップデートしていき、より良い看護を作り出していることにとても感銘を受けました。 この学びをこれからの看護に活かしていきたいと共に、これからも広い視野を持って学び続けていきたいと思います。
(国際看護学部3年生 中辻さん)

(配信元:国際看護学部)

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