大手前大学メディア・芸術学部で建築を学ぶ学生たちが３月12日、西宮市の西宮商工会議所で、同商議所が現在地で建て替えを予定している新商工会館の外観、内観などのデザインについてのコンペに参加し、商工会議所事務局と設計会社の担当者を前にプレゼンテーションを行いました。

コンペは、西宮商工会議所の地域交流や産学連携活動として、学生の新しい発想を取り入れようと実施しました。コンペには大手前大学と武庫川女子大学のチームが参加しており、大手前大学からはメディア・芸術学部の学生8名で構成する２チームが企画に加わり、教員指導の下、１月からプレゼンの準備を進めてきました。

コンペは当日駆けつけた教員も会場から退出し、学生と会員のみで実施。２チームそれぞれが約10分の企画提案を行いました。このうち外観については「醪（もろみ」と「宮水」をテーマに提案し、特徴的な波型や滝をイメージしたルーバーなどのデザインについてPRしていました。プレゼン後には質疑応答が行われ、ルーバーの素材や工夫した点、当日、展示した模型などについて、質問が相次ぎました。

コンペの結果については、西宮商工会議所が各大学の提案した内容を設計に反映できる項目を吟味し、採用が検討されます。

なお、新商工会館のデザインコンペに加わった大手前大学メディア・芸術学部の学生は以下の通りです。

【醪（もろみ」】
森田七夕子（メディア・芸術学部３年）
福本匠吾（同）
黒田晴美（同）

【水簾】
竹嶋元汰（メディア・芸術学部４年）
藤原百花 （メディア・芸術学部２年）
浦川功稔 （同）

【両案の模型製作やアイデア検討など】
鈴木健太（メディア・芸術学部４年）
小池泰寛（同）