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ことばの知識×心理学

人の心を表現する
役者

セリフ一つから
人物像や背景を掴み、
役への理解を深めています。

役者 
畦田 ひとみさん

2016年 メディア・芸術学部 卒業

取り組んでいるのは、どんな仕事?

テレビの中で、舞台の上で、
役者としてさまざまな人生を表現。

ドラマや映画、CM、舞台の中でさまざまな人生を生き、セリフや動きによって心情を表現することが私の仕事です。お芝居に興味をもったのは、小学生のころに兄が出演するCMの撮影現場を見学し、「自分もやってみたい!」と思ったから。大学入学前の春休みに一般公募のオーディションを受け、京阪電気鉄道のイメージキャラクター「5代目おけいはん」に選んでいただいたことがきっかけで、芸能活動をスタートすることができました。
これまで、「おけいはん」としてのプロモーション活動、大正時代の商家の女中や父親に溺愛される箱入り娘としてのドラマ出演など、たくさんの仕事をさせていただきました。どんな役でも、自分とはどこか異なる“人”を演じるのが役者の仕事です。よい演技とは、ただ覚えたセリフを話すことではありません。大切なのは、観てくださる方を惹きつけ、心を動かすことです。そのためには、知らない場所に出かけたり、芸術に触れたり、人との会話の中で自分にはない考え方を学んだり。そうして実際に感じた心の機微をていねいに記憶し、撮影や舞台で新鮮に引き出すこと。何気ない仕草や表情など、細部にまで心を込めてはじめて、お客さまに感動を伝えられるのだと思います。特に舞台はお客さまの反応がダイレクトに伝わるので、少しでも誰かの心が動いたと感じる瞬間は、何事にも変えられない喜びです。

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あなたの磨いてきたオリジナルは?

日本語学と心理学で演技の土台を築き、
仲間との交流が人間力を磨いてくれた。

一つのセリフからその人物の性格や価値観、育ってきた環境をイメージするために、在学中に学んだ日本語学が役立っています。日本語の変遷や“美しい”と“きれい”の違いなど、「ことば」の基礎知識が身につくうちに、台本を読み込む深度がぐっと深くなったと感じます。台本から役を具体的にイメージできるようになり、最近では監督に「この役ならこんな言い方をするのでは」と提案することも。また、短い時間で自分をPRするオーディションの場で、審査員の方に伝わりやすい言葉選びができているのも、日本語学を学んだおかげです。そして、実際に演技をする際に基盤になっているのは、心理学で学んだ心理と行動の関係。例えば、普段より間をとって話すことで“悲しみ”を表現する、嘘をついているときはまばたきの回数を多くするなど、さまざまな方法で心情を表現します。
そしてなにより今の私があるのは、学部や学科の枠を超えて学んだことでたくさんの仲間ができたから。現場では共演者の方はもちろん、舞台を支えてくださる大勢のスタッフの方々とかかわります。在学中に、夢も進路も価値観もまったく異なる仲間と交流できたからこそ、誰とでも臆さずにコミュニケーションを取ることができる積極性、多様な考えを受け入れる柔軟性が身についたのだと感じています。スタッフの方々、応援してくださる皆さんのおかげで表舞台に立たせていただける感謝を忘れず、長く愛される役者をめざして今後も舞台に立ち続けたいと思っています。

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