大手前大学

公開講座

2024年度公開講座

2024年度後期 公開講座

2024年度の公開講座につきましては、阪神間の各所でメモリアルイヤーを迎えることから「阪神間の100年の歴史」をメインテーマとし、〈前編〉と〈後編〉に分けて開講いたします。本学教授陣をはじめ、様々な分野から講師を迎え講演いたします。皆さまのご参加をお待ちしております。

プログラム

【後期】阪神間の100年の歴史〈後編〉

【9月講座】
9月8日(日)
講師:
伊熊 昌治
(大手前短期大学
 非常勤講師)
岩本房吉という方を知っていますか?-茶室「竹立庵」を巡る阪神モダニズムの痕跡-
大手前大学構内に移築現存している茶室は、中之島公会堂建設のために寄付をした相場師岩本栄之助が建設したという伝承があります。大手前女子大学の寮「修学館」として1992年(平成4年)まで使用されてきた和風邸宅に付随していた茶室の調査から岩本房吉という人物が浮かび上がりました。また隣接している聖ペテロ協会の調査から、阪神間モダニズムの風が吹き抜ける中で岩本房吉が生きぬき演じてきた大阪、池田、夙川という三拠点での生活が浮かび上がってきました。岩本房吉及び岩本栄之助との関係を探り、茶室「竹立庵」の現代的意義を考えます。
【10月講座】
10月12日(土)
講師:
海老 良平
(大手前大学
 現代社会学部 准教授)
阪神間の遊園地開発の歴史-宝塚・甲子園の源流-
観覧車にメリーゴーランド、遊園地は昭和の家族にとって休日の行楽の代名詞でしたが、21世紀に入るとテーマパークの台頭などによって、老舗と言われる遊園地は次々に閉園することとなりました。歴史を遡れば、日本の多くの遊園地は鉄道会社の郊外開発の一環として誕生していきますが、その始まりとなるのが今から約100年前の20世紀前半にかけてです。阪神間にも宝塚や甲子園が誕生しますが、それらに先駆けて開発されたのが箕面と香櫨園です。明治から大正時代における阪神間の遊園地史を紐解きながら、宝塚と甲子園という日本を代表する行楽の街の源流を辿ってみます。
【11月講座】
11月9日(土)
講師:
水田 憲志
(大手前大学 非常勤講師)
近代都市の拡大-鉄道、郊外住宅地、工業地帯の形成-
近代の大阪・神戸は工業化の進展とともに人口が増加し,過密になった都市は外側(郊外)へ拡大していきました。過密な都市を離れ,良好な居住環境を求めて郊外住宅地に居住し,鉄道で都市に通勤するという生活様式が阪神間で広まったのは今からおよそ100年前です。住宅地だけではなく,都市に立地していた工場も郊外へと広がり,「阪神工業地帯」と呼ばれる日本有数の工業地帯が形成されました。1920年代から1930年代の大阪を中心とする鉄道,郊外住宅地,工場をGIS(地理情報システム)で地図化し,その広がり方について解説します。
【12月講座】
12月14日(土)
講師:
講師:藤本 雅之
(名古屋市科学館
 学芸員(工学))
神戸工場での日本初の蒸気機関車づくり
国産初の蒸気機関車は、明治26年官設鉄道の神戸工場で造られました。設計と製造監督は、イギリス人お雇い外国人であるリチャード・フランシス・トレヴィシック(以下R.F.トレヴィシックとする)でした。なお、R.F.トレヴィシックは、世界で最初の蒸気機関車を発明したリチャード・トレヴィシックの孫という、蒸気機関車と関わりの深い血筋でした。彼らの人生をイギリスで撮影した写真を通じて紹介します。R.F.トレビシックは、神戸在勤中に神戸で製造に関わった蒸気機関車の写真や図面をイギリス機械学会へ送付していたのでそれらも紹介します。

各回のテーマならびに内容は、都合により若干の変更が生じることもございます。ご了承ください。

講座実施要項

会場・交通アクセス

大手前大学・大手前短期大学 さくら夙川キャンパス A棟教室

  • 阪急「夙川駅」、阪神「香櫨園駅」またはJR「さくら夙川駅」下車 徒歩7分
  • 阪神バス「森具」下車 徒歩2分

駐車スペースはございませんので、お車でのご来学はご遠慮ください。

開講日時 2024年9月:第2日曜日 10月~12月:第2土曜日 各回10:00~11:30(受付9:15~)
定員 各回100名(先着順)
受講料 全4回一括申込:3,000円 / 各回申込:1,000円
いずれも税込

受講申し込み

受講申込期間

  • 全4回一括お申込みの場合 / 2024年7月8日(月)~8月25日(日)
  • 各回ごとにお申込みの場合 / 2024年7月8日(月)~各講座実施月の前月25日まで

Webサイトからのお申し込み

下記申込フォームから必要事項をご入力の上、お申し込みください。
お申し込み完了後、ご登録をいただいたメールアドレスに大手前シティカレッジ事務局からのメールが届きますので、必ずご確認ください。メールが届かない場合は申し込みが完了していない、または事務局からのメールが迷惑メールに分類されている等の可能性がございます。ご確認ください。

FAXからのお申し込み

下記リンクより「受講申込用紙」(PDFファイル)をダウンロードの上、必要事項をご記入いただき、大手前シティカレッジ事務局(FAX:0798-32-5147)へ送信してください。

お申し込みいただいた方には、大手前シティカレッジ事務局より「受講料振込に関するご案内」について、メール・郵送いずれかの方法でお知らせいたします。受講料は期日までにお支払いください。

【注意事項】

  • 定員に達した時点で受付を終了いたします。
  • お申し込み時にいただきました個人情報は、講座関係の連絡や大手前学園からの各種お知らせ以外には使用いたしません。
  • 参加者による写真・動画・音声の記録は禁止とさせていただきます。
  • 期日までに受講料のご入金がない場合は、お申し込みを取り消させていただきます。
  • ご入金後のキャンセルにつきましては、理由の如何を問わず返金いたしかねますので、キャンセルされる場合は受講料振込みの前に大手前シティカレッジ事務局までご連絡ください。
  • 駐車スペースはございませんので、お車でのご来学はご遠慮ください。

お問い合わせ

大手前大学・大手前短期大学 地域・社会連携室
大手前シティカレッジ事務局
〒662-8552 兵庫県西宮市御茶家所町6-42 (大手前大学 さくら夙川キャンパス)
TEL:0798-32-7532 FAX:0798-32-5147
土日祝日および8月13日(火)~8月16日(金)の夏期休業期間は閉室となります。
Mail:occi@otemae.ac.jp

過去の公開講座

2024年度

前期:阪神間の100年の歴史〈前編〉

2023年度

前期:人生100年時代の健康
後期:経営学部 開設記念 経営学のメガトレンド

2022年度

“健康寿命の延伸とSDGs「持続可能な開発目標」”

2021年度

4月講座:コロナの時代と大阪・関西万博 ~博覧会の意味を考える~
5月講座:ポストコロナ社会の生活スタイル ~「リモート〇〇」のある生活~
6月講座:“情報”とうまく付き合い、「自分の健康」を考えよう
7月講座:腸内環境を整えて、免疫力を高めよう!

2019年度

前期:文献と考古学から探る阪神地域の古代と国際交流
後期:まちづくりとデザインから見るオリンピック・パラリンピック

2018年度

「今ふたたび「個」と「公」の時代」

2017年度

「ひと まち くらし~地域再考~」

2016年度

「ひと まち くらし~地域再考~」

2015年度

「集う 最終場 ~語り継ぐ これまで そしてこれから~」

2014年度

「集う 第2場 ~夙川・知の散歩道 知る・出逢う・辿る・詠む~」

2013年度

「集う 第1場 ~衣・食・住・遊~」

2012年度

阪神文化へのいざない ~学んで体感・阪神間~ 「アートと聖地」

2011年度

阪神文化へのいざない ~学んで体感・阪神間~ 「歴史と文化の旅」

2010年度

阪神文化へのいざない ~学んで体感・阪神間~ 「味覚と文芸」

2009年度

「時空をこえて ~変貌する社会と文化~」
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